東京 山手 地区別目次

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  東京メトロ沿線ウォーキング(再訪)(H21-10から順次掲載)
  御茶ノ水、水道橋、飯田橋
   新橋、浜松町、田町、品川
   新宿、渋谷、恵比寿、目黒、大崎、大井町、大森、蒲田
   池袋、高田馬場、早稲田、神楽坂
   巣鴨・田端、板橋・赤羽・王子
   本郷、伝通院、護国寺、雑司が谷
   中野、荻窪、吉祥寺、三鷹


 東京メトロ沿線ウォーキング(再訪)

 東京メトロ沿線ウォークは、平成16年4月24日の「地下鉄が最初に走った街、上野・浅草」から、平成20年11月29日の「絵画の中の散歩道、新宿御苑・神宮外苑を散策」まで20回行われたイベントである。
事前予約なしの当日受付で、回を増すごとに受付を済ませるのに大変な列が出来たが、そのコースを東京メトロ(旧営団)はホームページで最新版(平成21年4月現在)で紹介している。 本来は20回で終了しているが、ホームページでは21回が追加されている。

このシリーズでは「東京まちさんぽ」も併せて掲載している。例えば、1回は21回として表示としている。

 下町の上野、浅草、銀座、深川、都心の中央、北部、南部の5エリアの名所旧跡を集めた優れたコース設計であり、再訪して現在の様子を掲載することとした。(平成21年10月開始)

 御茶ノ水、水道橋、飯田橋

 お茶の水から水道橋、飯田橋、市ヶ谷への道のりは、お堀沿いの外堀通りを歩くコースと、靖国通りを歩くコースである。湯島「聖」堂とニコライ「聖」堂に挟まれた「聖」橋から外堀通りを歩き始め、東京医科歯科大、順天堂大前を歩き、坂を下ると、東京ドームシティ(旧 後楽園遊園地)があり、その先に小石川後楽園がある。五差路の飯田橋交差点を過ぎると、東京理科大や法大の校舎が続き、神楽坂を上って行くと早稲田に至る。桜並木の外堀通りをさらに進むと市ヶ谷に至る。
 聖橋から本郷通りの坂を下って靖国通りに出る。神保町の古本屋街界隈は明治、中央、日大、専修の校舎が点在し、その先には九段坂があって、坂上の右には靖国神社、左には田安門から入る北の丸公園があり、靖国神社の塀沿いに歩くと市ヶ谷駅に至る。

 新橋、浜松町、田町、品川

 サラリーマン御用達の地」新橋は、日比谷通り沿いに多くの企業のビルが建ち並ぶが、JR線路の東は汐留シオサイト、浜離宮と新旧入り混じった独特の雰囲気である。汐留シオサイトの途中にイタリアをイメージした公園や、ビル街の一角があって、その先に浜松町駅があり、手前に芝離宮がある。
 浜松町から、田町、品川に至る東側は深川ほどでないものの、運河と倉庫の街で、運河を組み込んだ天王洲アイルなど、再開発が進められている。日比谷通りは芝増上寺や芝公園が続く。第一京浜は旧東海道で、泉岳寺の傍の高輪大木戸跡、幕末に浪士の焼打ちにあったイギリス公使館の東禅寺などを経て、品川に着く。品川から京急青物市場に至る地域は旧品川宿で、品川七福神がある。

 新宿、渋谷、恵比寿、目黒、大崎、大井町、大森、蒲田

 新宿から明治通りに沿って原宿、渋谷、恵比寿の区間は、広大な明治神宮を挟んだ東京屈指の繁華街であり、今なお再開発が続いている。新宿は高層ビル群の副都心であるばかりでなく、甲州街道の第一の宿場であり、花園神社、江戸六地蔵の太宗寺、新宿御苑などがある。
 原宿には表参道や、東郷神社が隣接する竹下通りがあり、旧同潤会アパートが再開発された表参道ヒルズがある。渋谷からは旧山手通りを歩き、西郷公園を経て代官山、恵比寿ガーデンプレイスに至る。目黒から大崎は下町の雰囲気を残し、目黒不動尊、戸越銀座、馬込文士村、池上本門司などがある。

 池袋、高田馬場、早稲田、神楽坂

 この地域は、立教、日本女子大、早稲田、東京理科大と学生の街でもある。池袋界隈にはサンシャインだけではなく、護国寺、巣鴨とげぬき地蔵、巣鴨庚申塚、雑司ヶ谷鬼子母神などと歴史のある寺社が並ぶ。平成19年に創立125周年を迎えた早稲田周辺は、桜並木が有名な神田川や、江戸川公園、大隈候の政敵であった山県有朋邸の椿山荘、堀部安兵衛の敵討ち跡などがある。
 早稲田通りを南下して毘沙門天像で有名な善国寺がある神楽坂を下ると飯田橋である。

 巣鴨・田端、板橋・赤羽・王子

 山手と言うより下町であるが、江戸時代の面影が濃い下町ではない。巣鴨とげぬき地蔵から歩き始め、六義園、古河庭園、桜で有名な王子飛鳥山公園を経て、名主の滝や音無親水公園がある王子駅に着く。明暦の大火(振袖火事)の火元の巣鴨の本妙寺には、遠山景元(遠山の金さん)、千葉周作の墓がある。
 埼京線板橋駅前には処刑された新撰組の近藤勇の墓所があり、赤羽駅の西側に、太田道灌が築いた稲付城跡の静勝寺に太田道灌木像がある。

 本郷、伝通院、護国寺、雑司が谷

 樋口一葉が5千円札に採用されたのを記念し、ゆかりの地として、本郷三丁目交差点から東大赤門前に行き、その前一帯の菊坂町には、一葉だけではなく、石川啄木や、宮沢賢治、坪内逍遥、金田一京助の旧居がある。春日通りに出て、徳川家康の生母於大の方(伝通院)を始め、千姫などが葬られている伝通院を見た後、教育の森公園、お茶の水女子大を経て音羽通りに出ると、突き当りに護国寺がある。護国寺には大隈重信、山県有朋などの墓がある。

 中野、荻窪、吉祥寺、三鷹

 高田馬場から早稲田の理工学部に出て、明治通りを北上、学習院下交差点から山手線のガード下を歩いて落合に出て、神田川に沿って小滝橋を経て東中野に至る。早稲田通りに出て、薬師やなぎ通りに曲がって新井薬師に着く。中野通りを下り、サンプラザ横の中野区役所脇の中野犬屋敷を見て中野に着く。
 中野から桃園川緑道を歩き、高円寺を経て阿佐ヶ谷に着く。七夕で有名な阿佐ヶ谷のパール通りを南下、青梅通りを進み荻窪を通り、地名の由来となった光明院、荻窪八幡を経て西荻窪に着く。
 中野界隈の桜見物として、桜並木の中野通りを北上、花見の宴で賑わう哲学堂を経て、新青梅街道の桜を愛でつつ沼袋から南下、新井薬師の桜祭りを楽しむこともできる。
 荻窪界隈は。、荻窪の名前の由来になった萩寺 光明院を始め、旧村の鎮守とは思えないような立派な神社が青梅街道沿いに並ぶ。荻窪八幡神社には太田道灌による戦勝祈願の道灌槇、井草八幡宮には源頼朝手植の松がある。善福寺池から吉祥寺に出て、井の頭公園を経て三鷹に至る。


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